2011年7月25日月曜日

地デジ、完全移行…総務省、テレビ局に問い合わせ殺到!

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県を除く44都道府県で24日正午、テレビのアナログ放送が終了し、地上デジタル放送(地デジ)に完全移行した。
25日午前0時までにアナログ用の電波も止まり、何も映らない砂嵐のような画面に。
1953年にスタートしたアナログ放送は60年近い歴史に幕を下ろした。


総務省やテレビ局には電話が殺到し、正午からの問い合わせは合計で10万件を超え、一時つながりにくくなった。
アナログ対応のテレビしかないが、どうしたらいいか」といった質問が多く、テレビが見られなくなった地デジ未対応世帯も多数発生したとみられる。

総務相が24日の会見で「我々の周知に反応してもらえない人がいたのは非常に残念」と述べた。
また、6月末の時点で29万世帯残っていたのにも関わらずそのまま決行したのは冷たいな…国は。
と思いました。


これまでテレビ番組をラジオで聴いていたという視覚障害者から落胆の声も上がっているといいます。
操作の難しさや費用面から地上デジタル放送対応テレビの購入に踏み切れないケースも多く、テレビ番組を聴取する機会を失ってしまったからだそうです。
そういう方は、これまで自宅にいる間、ラジカセからテレビ番組を流して聴いていた。
地デジテレビの購入も検討したが、費用の高さやうまく使いこなせないのではという不安から二の足を踏む。


家電エコポイントを通じ、薄型テレビ購入費5200億円を補助したと威張っていますが、エコポイントのように後から戻ってくるシステムでは手持ちに費用がない人はどうしたらいいのか?
ギリギリの生活をしていて、テレビなんかに費用をまわしてる場合じゃない人だっているはず。
また、買うにしても誰にも頼れず、どう買っていいのかわからないご老人や障害者の方もいたはず。
6月末の時点で、未対応世帯が29万件もいたのに、なぜその時点で全てがクリアされるよう手を伸ばさなかったのだろうか。
勝手に地デジなんて導入し、震災や原発などで心身ともに余裕がなくなった人だって東北以外でもいるはずだ。
そんな中、せめて1年でも全国で延期するべきだったのではないのだろうか?

有限会社コンキスタでも準備に間に合わなかったスタッフがいました。
テレビを買いに行っても売ってない、チューナーも売ってない状況でどうしろというんだ??と、ぼやいていた。
今でも、地デジ移行、まったく納得いかない。

計画不足だったのではないか?と思う。

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