2011年7月22日金曜日

イカタコウイルス作成者に実刑判決 「器物損壊」認定

「イカタコウイルス」と呼ばれるウイルスをインターネット上に流し、感染者のパソコンを壊したとして器物損壊罪に問われた元会社員、中辻正人被告(28)の判決公判が20日、東京地裁で開かれたそうです。
「極めて巧妙で計画的な犯行」として、中辻被告に懲役2年6月(求刑懲役3年)が確定したそうです。


今月施行された「ウイルス作成罪」の成立前に起訴された事件で、ウイルスによる電子データの改変がハードディスク(HD)の「損壊」にあたるかが最大の争点となった。
弁護側は「HDは物理的に壊されていない」などと主張したが、岡部裁判長はHDの本質的な機能として、
(1)保存データを随時読み出せる
(2)新たにデータを何度でも書き込める
の2点を指摘。
「ウイルスの停止やファイル復元は一般利用者に容易とはいえず、いずれの機能も害された」として、器物損壊罪の成立を認定したとのこと。


中辻被告は平成20年にも、作成した同種のウイルスにアニメ画像を無断で使用したなどとして著作権法違反罪などで有罪判決を受けて、犯行時は執行猶予中で、裁判長は「悔い改めるどころか、さらに巧妙な犯行に及んだ」と非難した。
判決によると、中辻被告は22年5~7月にかけ、自宅パソコンで音楽や映画のファイルを装ったウイルスを共有ネットワーク上に公開。
北海道居住の男性ら3人のパソコンに感染させ、HDを使用不能にしたという。


このウィルスは動画ファイルを装ったスクリーンセーバー式のファイル。
画像がイカやタコの画像なことからこの名前がついた。
このウイルスの入ったファイルをダウンロードし、実行してしまうと、パソコン内にある各種データの多くをタコやイカといった魚介類のイラストが描かれた画像に切り替わった上で、そのデータはおろかパソコン自体を使えなくしてしまう(修復が非常に困難)というものである。


有限会社コンキスタでも様々なウイルス対策をしています。
社内の情報や、個人情報などが流失してしまうのはとても怖い。
そしてPCが壊れ、使用できなくなるのがとても痛手。
安易にPCで扱えなくなりますね。
ウイルスもどんどん巧妙になっているので目に見えないものも存在します。
自分の身は自分で守るしかない…のですが。
被告人はこんなことが出来るのだから、この才能をどこか他の用途で利用して欲しいものです。

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