2012年9月25日火曜日

有限会社コンキスタ、注目ニュース◎Foxconn中国工場で騒乱発生、iPhone 5にも影響?

台湾Foxconn Technology Groupは現地時間の9月24日、北部中国の太原にある工場を閉鎖した。
同日未明に工場の寮で数千人の労働者を巻き込む騒乱が発生した為だそうです。
7万9000人の従業員を擁するこの太原工場では、自動車エレクトロニクス向け部品の製造やさまざまな電子端末の製造を請け負っていると、Foxconnの広報担当者が語ったそうです。
「紛争はもう収まった。現在われわれは、争いの原因と、巻き込まれた従業員の数を調査中だ。2000人程度の従業員がかかわった可能性がある」とのことです。

中国の国営通信社、新華社通信のXinhuanet.comは、警察によるとこの紛争で約10人が負傷者も出たようです。
世界最大の電子機器受託生産メーカーであるFoxconn(鴻海精密工業のブランド名)が中国で経営している複数の工場では、これまでも幾つかの暴動が発生していて、同社の中国工場の総従業員数は約100万人に上る。

同日の午前中、市場全体の株価が0.28%下がる中、鴻海精密工業の株価は1.14%下落した。
6月には、南部中国の成都工場で約100人の従業員が暴動を起こした。
同社は中国工場での劣悪な労働環境と従業員虐待の疑いをかけられており、ここ数カ月、労働環境改善と賃金の引き上げに大金を費やしているそうです。

太原工場のある正社員は、警察の捜査のため、2、3日は工場が閉鎖されると通達されたと語られました。
メディアに話す権限がないため匿名を希望するこの正社員は「工場内には現在、多数の警察がいる」とReutersに電話で語られました。
この正社員はまた、この工場では米AppleのiPhone 5を製造しているそうです。

中国は相次いだ反日デモにより一般市民の間でも情勢が悪化しているようです。
デモに便乗して日系企業でのボイコットなどもおきているようなので、今後もこういった騒動や暴動などが起きないように祈ります。

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