2011年10月3日月曜日

auケータイ3機種のバッテリーパックで発煙や溶解の恐れ――約201万個を交換

KDDIは9月30日、auケータイ「W52CA」「EXILIMケータイ W53CA」(カシオ計算機製)と「Mobile Hi-Vision CAM Wooo(HIY01)」(日立コンシューマーエレクトロニクス製)のバッテリーパックの交換を実施することを発表した。

これら3機種のバッテリーパックに外部からバッテリー内セパレータに損傷を受ける力が加わった場合、使用中のバッテリーパック内部でショートが発生することで発熱・膨張し、発煙や溶解する恐れがあるという。同日に開催された会見で、KDDI 執行役員 商品統括本部長の牧俊夫氏は「事故の再発拡大を防止するためにリコールを実施した」と説明する。

対象機種は、W52CA、EXILIMケータイ W53CA、Mobile Hi-Vision CAM Wooo。
交換対象となるバッテリーパックはW52CAとW53CA用が「52CAUAA」、Mobile Hi-Vision CAM Wooo用が「HIY01UAA」、バッテリーはソニーエナジー製。
交換対象の数は52CAUAAの約179万個、HIY01UAA用の約22万個を合わせた計約201万個。W52CAとW53CAの充電中に、バッテリーパックが発熱・膨張し、発煙や溶解したという事故がユーザーから8件申告された(うちW52CAで2件、W53CAで6件)。

事故の発生原因は以下の3点。
・バッテリーパックが外部からの強い力を受け、キズやへこみが付き、内部のセパレータ(絶縁シート)に損傷が発生する。
・その後、充放電を繰り返すことで内部ショートに至る。
・長期使用により、バッテリー内部の化合物が相当量析出する(結晶が生じる)

これらの複合要因によってバッテリーパックが発熱・膨張する場合があることが確認された。
バッテリーパックにキズやヘコミがなければ発熱・膨張する恐れはない。

ユーザー対応として、KDDIはW52CA、W53CA、Mobile Hi-Vision CAM Woooの全利用者に書面で通知し、交換用のバッテリーパックを順次送付する。
交換用のバッテリーは、化合物析出の基準値を上げてあるという。利用中のバッテリーパックは、届いた梱包箱に入れて返却する必要がある。
すでに解約または機種変更をしたユーザーに対しても同様の通知を行う。
なお、W52CA、W53CA、Mobile Hi-Vision CAM Woooのバッテリーパック表面にキズやへこみが見られる場合、速やかに利用を中止してお客様窓口に連絡をするようKDDIは呼びかけている。

有限会社コンキスタでも対象の機種があるか、スタッフに呼びかけている。
auは新作を発表したばかりだし、iPhone5が発売する可能性もあり、今後の加入者数などが注目されていた矢先に残念ですね。

バッテリーパックについての問い合わせ先は以下のとおり。
お客様窓口
電話番号……0120-963-052(通話料無料)
受付時間……9時~19時(土・日、祝日を含む)

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